竹崎カニ

全国に名を馳せる竹崎カニタラバや毛ガニも良いけれど、やっぱり一番は竹崎カニ!

佐賀県の名産品、竹崎カニ。甲羅が他のカニと比べて大きく、身の締まった中身は茹でるもよし、焼くもよし。
あるいは刺身で食してもおいしく食べられる逸品です。竹崎カニはその名の通り、佐賀県の太良町竹崎の近海にて採れるガザミ(ワタリガニ)の通称です。横長の甲羅に大きな爪はタラバガニとは違った堂々とした姿。濃いオリーブ色の甲羅もまた、よく知っているカニとは違った姿をしています。

夏から秋にかけてが美味しい時期です!

普段は泥の中に生息していますが、一日一回日光浴を行うという変わった習性があります。 そのためか夏から秋にかけてがもっともおいしい時期ですが、一般のカニと違って通年通して食べられるのも竹崎カニの特徴です。 一方で竹崎カニは計画的な稚ガニ放流も行われており、乱獲による竹崎カニの減少を防止。呼子のイカと並ぶ佐賀県の誇る人気の高い魚介類となっています。

他のカニとの違い

カニのおいしさと言えばむき身やカニミソ、通な人はカニの殻もお酒の器としていただく事もあるかと思います。竹崎ガニも例外なく味を楽しめ、特に引き締まった身は他のカニとは異なるおいしさがあります。ガザミ(竹崎ガニ)はオスとメスでおいしい部分が異なり、オスは身、メスは卵が絶品です。身には甘みが詰まっており、塩ゆでにすると見た目のボリュームも相まって非常に見栄えのする外見です。ふわふわと言うよりもずっしりとした食感も特徴的です。
さらにメスの卵ですが、単にプチプチとしているだけではなく甘みを持ち、加えて濃厚。カニの持つ独特の味わいを堪能できる内子は、他のカニとは違ったおいしさを持っています。

竹崎カニの美味しい食べ方

茹でガニ

竹崎カニ料理の原点 一気に蒸し上げることで。カニのうまみを逃さず凝縮。しょうが酢やごま酢などにつけて食べても美味しい。 まずは甲羅についたミソに暑い日本酒を注いで飲む「甲羅酒」がおすすめ。

焼きカニ

ガッツリ食べたい方の定番! 炭火で焼くことで程よく水分が飛び、その分歯ごたえが倍増!新鮮なので、半生ぐらいが食べごろ。 ミソの部分にほぐした身を入れ、絡めて食べると更に贅沢!

カニ刺し身

新鮮だからこそ味わえる至福の味! 半透明でブリっとした様は、まつで花が咲いたかのよう。瑞々しく歯ごたえのある食感の後から、竹崎カニ本来の甘みが口いっぱいに広がる。まさに産地だからこそ味わえる究極の味!

カニ天ぷら

歯ごたえと香ばしさに舌鼓! カラリと上がった竹崎カニの天ぷらは、食事として、おやつとして、酒のつまみとして幅広い世代に大人気。熱を加えることで甘みと香ばしさが増し、さらに食欲を刺激する。