今や九州の冬の風物詩、カキ焼き小屋。有明海に面し、ゆり姫で知られる佐賀県太良町。今では九州各地で冬の風物詩となり、一大ムーブメントを起こしている「カキ小屋」。その発祥の地は何を隠そうここ太良町と言われています。今から遡ること20数年前、ある海産物直売店が試食用のカキをドラム缶の網焼きで提供したのが始まりとされています。今ではシーズンになると多い年で15軒ほどのカキ小屋が国道207号線にずらりと並び、どこもかしこも行列をなすほどに活況を呈しています。
焼いても身が縮みにくい濃厚なカキです!
焼いた後に身が縮みやすいのもカキの特徴ですが、可食部の水分量が
少ないため身が縮まず、大きさはほぼそのまま。もちろん元からの水分量が少ない分、濃厚な味わいは他県のカキとは大きな違いと言えましょう。
栄養価で見ると、一般的なカキに比べてタンパク質では1.9倍。
炭水化物に至っては約2.3倍というデータも出ています。
まさに大きく、おいしく、さらに味も濃いと3拍子そろったカキなのです。
ゆり姫が美味しい理由
”チームハマグリ”さんに ゆり姫を食べてもらいました。
釣り番組などでよく見る、秋丸美帆さん(みっぴ)、若目田幸乃さん(わかめ)、なみりあん水産さん(なみ)などで活動されるyoutube番組にゆり姫が出演、食べ方やアレンジの仕方も載っています。
↑クリックすると動画見れます。
ゆり姫の食べ方
網焼き
ゆり姫をお召し上がりの際は、是非網焼きでお召し上がりください! フライパンでの調理も可能ですが、オススメの食べ方はやはり網焼きです。
家庭で網焼きが出来ないという方は、後述の電子レンジ・フライパンでの調理方法もご覧ください。
1. 牡蠣をセットする
七輪などを使い、炭で火をおこします。 先に牡蠣を置いた状態で火を起こすと、火が通るまでに時間がかかってしまいますので、先に火を起こしてから牡蠣を置くようにしましょう。 置く時は、牡蠣の平たい方を下にして置きます。
2. 段ボールとアルミホイルで熱効率をUP
風が強い場合には、段ボールなどで七輪の周りを囲むようにしてセットすると、風よけにもなる上に、火力を維持することが出来ます。風が強くない場合でも周りを囲うことで、熱が逃げるのを防ぐ事が出来ます。 最後に、上からアルミホイルをかぶせるように置いたらしばらく待ちます。 アルミホイルが、落とし蓋の役割を果たし、牡蠣全体にムラなく火を通すことが出来ます。 また、牡蠣が破裂した際に飛ぶ破片などの飛散防止効果もあります。 最初から牡蠣一つ一つをアルミホイルで包む方法もありますが、上からアルミホイルをかぶせる方が簡単です。
3. 裏返してじっくりと焼く
約3分程度焼いたら、裏返して、今度は深い面を5分程焼ます。 この時はアルミホイルは外してしまっても大丈夫です。 きっちり5分では無くても大丈夫ですが、焼き過ぎてしまうと牡蠣の水分が飛んで、身が縮んでしまいますので、頃合いを見て火からあげましょう。 全てではありませんが、焼上がると殻が開きます。火からあげるときは、とても熱いので気をつけてください。
4. 熱いうちに食べる
牡蠣の殻を外してお召し上がりください。 ゆり姫ならではの磯の香りをお楽しみ頂けます。お好みで、醤油やレモン、塩などをかけてお召し上がりください。 お酒のおつまみとしても最高の一品です。
電子レンジ・フライパンでの調理方法
フライパンの場合
牡蠣をサッと水洗いしてからフライパンに水を1cm位(フライパンの焦げ付き防止のため)又は料理酒入れてください。続いてゆり姫のふくらみのある方を下にして2~3段重ね、蓋をして中火で約10分程加熱して蒸します口が開いたら食べごろです。 一度に沢山調理できるので大人数向けです。
電子レンジの場合
牡蠣をサッと水洗いしてから平らな方を上にして皿に牡蠣が重ならないように並べラップし500Wで約4~5分加熱して下さい。 蓋が開いたら食べごろです。フライパンより旨味が逃げず、カップの汁も頂けます。
ゆり姫のおいしいレシピ
ゆり姫のフライ
牡蠣は生食用で食べるのも美味しいですが、
やっぱり、牡蠣といえば牡蠣フライ!!
牡蠣の苦味は苦手なお子様でも美味しく家族で食べられる、
カキフライを是非食卓でご賞味下さい!!。
材料
ゆり姫 / 衣 / 小麦粉 適量 / 卵 適量 / パン粉 適量 / 千切りキャベツ 適量 / ゆで卵 1個 / 玉ねぎ(みじん切り) 少々 / マヨネーズ 大さじ2 / レモン汁 小さじ2
お好みで
レモン 適量 / 酢橘 適量 / タルタルソース
作り方
- 50℃のお湯でカキをしっかり洗い、キッチンペーパーで水を拭き取る。
- 小麦粉→溶き卵→パン粉の順につけても、パッター→液→パン粉のどちらでつけてもOK
- 180℃の油で揚げて完成。
タルタルソース
- ゆで卵を用意し、黄身と白身に分ける。黄身はフォークで潰し、白身は包丁でみじん切りにする。
- 材料をすべて入れて黄身を潰しながら混ぜる。
- 塩・胡椒をお好みで入れて、完成。